ゲスト:佐々木敦
河井朗
ルサンチカ主宰・演出家
蒼乃まを
青年団所属 本作のドラマトゥルク
佐々木敦(以下佐々木): よろしくお願いします。
佐々木: ホームページの俳優さんのインタビューをちょっとだけしか読めなかったのは、なんせ一人ずつがめちゃくちゃ長くて、ちょっと異様な感じがしたんですよね。なんでこんなに長いインタビューが載ってるんだろうって。
佐々木: それは作り方そのものと結びついてるんだなということが、今聞いてわかりました。いろんな演劇があると思うけど、煎じ詰めれば演劇とはテクストとその上演ですよね。まずテクストを作るっていうことだけでも相当時間も手間もかかっている。そこで訊きたいなと思ったのは、上演は、一人一人が順番に出てきて、インタビューされたことをただ喋っているというわけじゃないじゃないですか。自分が思ったこととか自分の経験に即したことを喋ったインタビューでの言葉を、これから上演で何回もセリフとして喋るわけですよね。それが演劇だから。それを80分の作品に仕上げるにあたっては、いろいろ編集してるわけですよね。順番を入れ替えたり、重ね合わせたりとかしていって、それで本作ができていると思うんですけど、指針というか、構成みたいなものはどうやって決めてるんですか?
<スタッズターケルとは>
アメリカ、シカゴで活躍した歴史家、俳優、放送作家。多層な階層の人々にインタビューを行い 記録していくオーラルヒストリーを用いた著書『良い戦争』ではノンフィクションの部でピュー リッツァー賞を受賞している。ほかにも『死について!』『大恐慌』などの作品がある。
日時・会場
所在地:〒173-0036 東京都板橋区向原2-22-17すぺいすしょう向原B1
アクセス:東京メトロ有楽町線・副都心線/西武有楽町線「小竹向原駅」下車 4番出口より徒歩4分
25歳以下:予約2,500円/当日3,000円
Mail|ressenchka@gmail.com
2019 ©︎ Ressenchka