• SO LONG GOODBYE

    原案:『仕事!』(作:スタッズ・ターケル 訳:中山容 他 1985年5月15日出版:晶文社)

     

    演出・構成:河井朗
    ドラマトゥルク :田中愛美
    出演:渡辺綾子

     

     

    公演概要     劇評公募     上演記録

  • 「人は一日八時間食べてはいられないし、一日八時間飲んでもいられないし、八時間セックスしつづけもできない。八時間続けられるものといえば、それは仕事だ。それこそが人が自分も他の人すべても、こんなに惨めで不幸にする理由なのだ。」

  • 先日ガラス清掃員と話をしていて、彼は自分の職業を「時代おくれだし、命をかけてやるものではない」と言った。アマゾン配達員も寿司職人も「生活のため」と言っていた。

     

    私の祖母はある事務所の整理をする仕事に就いていて、文句を言いながらも楽しく働いていた。78歳で週6勤務。最低賃金以下の最低の現場だったが、働き、職場で誰かと話し、好きな料理を作って、テレビを見て眠りにつく生活だった。フロイトのいう「仕事は少なくとも、その人に現実の一片と、人間社会における安定した場所を提供する」が正しいとするなら、彼女は幸せだったのだと思う。 しかし一昨年祖母が階段から転倒して大腿骨を骨折した。救急病院に運ばれたが、看護師の不適切な対応のため手術中、植物状態になった。病院側は非を認めず、最終的にはカルテも書き換えられていた。彼らはその行為を決断した時どんな気持ちだったのだろうか。医療ミスをした看護師、カルテを書き換えた病院も「仕事は命をかけてやるものでもなく、自分たちの生活のため」だったのだろうか。


    これらを経て私は「仕事」について演劇作品を発表しようと思い立った。人間には何千という職業がある。当然そこには人の数だけ感情や経験があるだろう。そこで本企画では「仕事とは、働くこととは何か。日々の糧と同時に日々の意味、現金と同時に人から認められること、つまり死んだままの月曜から金曜日ではなく、何かしらの生き甲斐を求めること」について考えてみようと思う。

     

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    本作品はスタッズ・ターケル著作による『仕事!』を原案に用い、多種多様の職業、様々な年齢の人々に実際にインタヴューを行い演劇作品を制作する。作中にある『時代がどんなにひどく、公のことがどんなにバラバラでも、我々が「普通」と呼んでいる人たちは、その仕事のなかに、それぞれ個人的な価値を自覚している』、『この仕事では他人のプライバシーが確実に侵害される。そうだとしても、私には経験から、口に出せない夢とか埋れた悲しみを持つ人たちが、それを吐き出したがっているのがわかる。(中略)それがたとえ個人的なものだとしても、痛みというものは他人にも感じられる。私はそう信じている』という言葉を起点に【私の仕事】について京都にて生活、仕事を行なっている人を中心にインタヴューを行い、それをモノローグとして扱い上演を図る。私たちは何のために仕事(生活)をしていると言えるのだろうか。今の私たちが考えられる働き方を観客とともに考えます。

    第41回記念Kyoto 演劇フェスティバル〈U30支援プログラム〉採択作品

    2020年2月9日(日)

    ホール開場15:40 / 開演16:30

    京都府立文化芸術会館 ホール

    【料金】

    一般前売:1,000円(当日1,200円)

    高校生以下前売:500円(当日700円)

    同日(2月9日)に行われます下記3公演もご覧いただけます。

    13:30開演|洛星中学校 演劇部(招待公演)

    14:20開演|福知山淑徳高等学校 人形劇講座(招待公演)

    15:10開演|ちゃんばらCLUB喜怒哀楽

    ※上演時間は多少前後する場合があります。

     

     

    【お問合せ】

    ルサンチカ

    メール:ressenchka@gmail.com

     

    京都府立文化芸術会館

    TEL:075-222-1046(9:00~18:00)

    FAX:075-211-2013(9:00~18:00)

     

    【アクセス・劇場へのお問合せ】

    京都市上京区寺町通広小路下ル東桜町1番地

    http://www.bungei.jp/map/access.html

     

    【主催】

    京都府・指定管理者 創・Kyoto演劇フェスティバル実行委員会

  • 劇評公募

    劇評を執筆していただける方を募集します。 ルサンチカでは、上演された作品に対してどのような眼差しが向けられるのかを、劇場と共に、継続的に記録として残すことを目的として、試験的な公募を始めました。 この試みが新たな作品との出会い方となり、劇場、観客、カンパニー、劇場に足を運ばなかった人、それぞれの作品に対しての言説の場になればいいなと思っています。

     

    今回は、U30支援プログラムに採択されたルサンチカ、幻灯劇場を両方観劇し、両作品の劇評を執筆していただける方を募集します(1作品しか都合がつかない方も是非)。こういったプログラムが生まれることで作品制作以外での他者との協働の仕方、観客と作品が出会うデザインについて模索していきたいです。執筆料はチケット料金と同じく2000円ですが、みなさまからのご応募をお待ちしています。

     

    参加条件

    ○舞台芸術に興味がある方。

    ○劇評を書くことに興味がある方。

    ○今後、継続的に劇評を執筆していこうと考えている方。

    ○『ルサンチカ 』『幻灯劇場』の公演(2/8、9)の両公演の観劇が可能で、公演終了後2週間以内に劇評(1200字~2400字程度)を執筆出来る方。

    ※執筆された劇評は、U30支援プログラムサイト内、ウェブ上で掲載されます。

    ※2000円の執筆料をお支払いします。(観劇ご招待)

    ※ご観劇の際、劇場までの交通費の支給はできません。

    ※1作品のみの観劇・劇評執筆についても対象とします。その場合は、1000円の執筆料をお支払いします。

     

    応募方法

    メールにて受付。題名を「U30支援プログラム 劇評公募」とし、本文に、氏名、メールアドレス、電話番号を明記。また、下記資料を添付のうえ提出すること。

    ①自己紹介、応募理由、本プログラムに期待することなどをまとめた文章(400~800字程度)様式自由

    ②これまでに執筆した批評などの原稿(ない場合は、これまでに何かしらの執筆したもの)

    ※既発表・未発表、掲載メディア等は不問。

    ※PDFデータにて添付。

     

    募集人数:5名程度

     

    締切:2020年1月25日(土)24:00必着

    ※選考結果は1月31日(火)までに、メールにて応募者全員に通知します。

     

    申し込み・問い合わせ

    MAIL:enfesu30@gmail.com

    TEL:080-3136-6575(企画担当)

     

    主催:U30支援プログラム

     

    製作:ルサンチカ

  • 上演記録

    3CASTS vol.19 参加公演

    2020年1月16日(木) 19:30

    京都UrBANGUOLD

    構成・演出:河井朗

    ドラマトゥルク:田中愛美

    出演:渡辺綾子

    記録写真|田中愛美

     

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