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    SO LONG GOODBYE

    (リクリエーション)

    構成・演出:河井朗

    リクリエーション初演:2023年12月8日(金)〜12月10日(日)

     

    上演記録

  • TOKAS OPENSITE8  参加作品

    あなたは何者ですか?

     

    私が何者かという説明=自己紹介をするときに、私たちはまず名前を確認し合い、差し支えがなければ年齢・性別・出身地や住んでいる場所を話します。

     

    これらは好きな映画や苦手な食べ物と違って、その人を社会がカテゴライズするための情報です。

    身分証とはよく言ったもので運転免許証や健康保険証、パスポートなどで私たちは時たま「本人確認」をされたりします。

     

    2019年、死者・行方不明者を90人以上も出した台風19号が発生した際に、ホームレスの男性に対して避難所が受け入れ拒否を行いました。住所不定であることが理由だとされています。彼は身分証を持たず、ゆえに必要な証明を行えないと見做されたことになります。

    この時に、ネット上で彼に対して「義務を果たしていないから当然そうなるだろう」という意見が上がりました。

    義務というのは教育、勤労、納税の日本国民の義務のことです。

    特に『勤労』について。

     

    「勤」には「心力を尽くして働く」という意味があります。私たちは誠心誠意労働に励まなければならないとされているのです。

     

    本作はルサンチカが、2020年に不特定多数の人々に「仕事」についてインタビューし制作した演劇作品のリクリエイションです。

     

    関西でダンサーとして活躍する斉藤綾子を出演に招き、彼女の持つ肉体を頼りに「存在」と向き合います。ダンサーである彼女は踊ることが働くことと繋がっている。どこからが公のための踊りで、どこからが自分のための踊りなのか。そもそもそのような境界は存在しているのか。ダンサーの彼女と対話を用いて製作し、彼女の上演を行います。

     

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  • 出演者

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    斉藤綾子

    Saitoh Ayako

    1990年大阪府生まれ。幼い頃から踊りに親しむ。大阪芸術大学舞台芸術学科舞踊コース卒業。

    令和3年度京都市芸術新人賞を授賞。

    『京都マラソン2023』完走。

     

    最近もらって嬉しかった言葉は「なんか綾子さんって舞台上でその瞬間の自分をすごく受け入れながら踊ってて」で、できるようになりたいことは倒立と口笛。

  • 上演記録

    3CASTS vol.19 参加公演

    2020年1月16日(木) 19:30

    会場:京都UrBANGUILD

    構成・演出:河井朗

    ドラマトゥルク:田中愛美

    出演:渡辺綾子

    記録写真|manami tanaka

     

    第41回記念 Kyoto演劇フェスティバル参加 U30支援プログラム採択作品

    2020年2月9日(日) 16:30

    会場:京都府立文化芸術会館

    構成・演出:河井朗

    ドラマトゥルク:田中愛美

    出演:渡辺綾子

    記録写真|中谷利明

     

    TOKAS OPEN SITE8

    2023年12月8日(金)〜12月10日(日)全4回公演

    12月8日(金)19:30 12月9日(土)13:00/17:00 12月10日(日)14:00 

    会場:トーキョーアーツアンドスペース本郷

    構成・演出:河井朗

    ドラマトゥルク:蒼乃まを

    出演:斉藤綾子

    記録:manami tanaka

    製作:ルサンチカ

    主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 トーキョーアーツアンドスペース

    掲載情報 

    12月6日 演劇批評誌「紙背」(取材・文:植村朔也)

    12月7日 ステージナタリー 自分は何者か、ルサンチカ「SO LONG GOODBYE」明日開幕

    1月31日 演劇批評誌「紙背」ルサンチカ『SO LONG GOODBYE』劇評 (執筆:高嶋慈)

    1月31日 演劇批評誌「紙背」ルサンチカ『SO LONG GOODBYE』劇評 (執筆:植村朔也